薄毛の原因

ハゲないための正しい髪の洗い方!シャンプー選びから乾かし方まで

正しい髪の洗い方

普段あなたは正しい髪の洗い方ができていますか?

毎日のことだから、特に何も意識することなく、誰に教わったでもなく、自分なりの方法で髪を洗っている方が多いのではないでしょうか?

  • 汚れをしっかり落とすためにゴシゴシ力を入れてシャンプーしている
  • 手に取ったシャンプー剤をベチャッと頭につけてから泡立てる
  • すすぎは面倒だからチャチャッと済ませている

このような間違った洗髪方法は、フケ、かゆみ、発疹、皮脂の過剰分泌などの頭皮トラブルを原因となり、脱け毛が増えてしまいます。
すでに薄毛(AGA)に悩んでいる男性も、洗い方が強いと、せっかく生えてきた新生毛を自ら抜いてしまっている可能性があります。

シャンプーは本来、髪や頭皮を清潔に健やかに保つためのもの。
正しいシャンプー方法を実践すれば、髪はつややか、頭皮は健康、将来の薄毛対策にもなります。

「じゃあ、正しいシャンプーの仕方教えてよ!」

今までシャンプーのやり方なんて誰も教えてくれなかったし、これ以上ハゲないためにも、毛髪診断士の資格を持つ私が「正しい髪の洗い方」を伝授します!

毎日正しくシャンプーすれば、その効果が少しづつ積み重なって、あなたの頭皮環境が徐々に良くなっていく可能性だって十分ありますよ~。

ひろし
正しいシャンプーは、薄毛・抜け毛対策の第一歩!

髪を洗う回数とタイミングは?

髪の洗い方
まず、髪を洗う回数はどれくらいが最適なのでしょうか?

髪を洗う大きな理由の一つに、古くなって汚れた(酸化した)皮脂を取り除くことが挙げられます。

皮脂は頭皮や髪を膜状に覆い、乾燥から守っていますが、時間が経つと酸化し、ゴミをひきつけやすくなったり、頭皮トラブルを招いたりします。

ですので、1日1回、汚れとともに古い皮脂を落とすことが頭皮を健康に保つのにちょうど良い間隔です。

1日2回は、皮脂量が多い20代前半くらいまでの方ならまだしも、それ以外の方は一般的に必要ありません。

髪を洗うタイミングは、できれば夜がおすすめです。

朝シャンプーしてから出かけると、皮脂が取れて保護膜のない頭皮や髪が、紫外線やホコリなどに直に晒されることとなり、悪影響が多くなります。
また、夜寝ている間は髪の成長のゴールデンタイムですから、その前に清潔で血行の良い頭皮環境を整えておくことも大切です。
 

【必見!】正しい髪の洗い方

ではここから、髪と頭皮の健康を維持するための、正しい髪の洗い方について解説していきますね。

先に手順だけご紹介すると・・・

  1. シャンプー前に予洗いをする
  2. シャンプー剤は手のひらに広げてから使う
  3. シャンプーは指の腹で頭皮マッサージをしながら洗う
  4. 洗い残しがないように十分にすすぐ
  5. コンディショナーは毛先だけにつける感覚で
  6. 洗い残しがないように十分にすすぐ
  7. タオルドライを優しく丁寧に
  8. ドライヤーは根元を乾かすイメージで

それぞれどうやっていくのか?順を追って説明していきます。

1.シャンプー前に予洗いをする

予洗い
シャンプーをする前にシャワーで2,3分ほど予洗いをします。

シャンプー前に髪全体を濡らす方は多いと思いますが、濡らすだけでなく、2,3分かけてお湯だけで髪と頭皮を洗うイメージです。

ただし、指で頭皮をゴシゴシシャカシャカこするのではなく、優しくさする程度。
特に前頭部と頭頂部は、指の腹を頭皮に当てたら指はずらさずに頭皮を動かすように洗ってください。

予洗いなしでシャンプーをすると、毛穴に詰まった皮脂まではキレイに取り除けていないことが多いのですが、予洗いをすることで、髪と頭皮の汚れは7~8割くらい落ち、毛穴も開くので、次工程のシャンプーを軽い力で済ませることができるのです。

ひろし
最初は「本当に必要かよ!?」って思ってたけど、やってみたら違いが良く分かったよ。
2分て意外と長いから、給湯パネルの時計を見ながらやってみよう!

2.シャンプー剤は手のひらに広げてから使う

シャンプーを手で広げる
ようやっとここからシャンプーを手に取りますが、手のひらで少量のお湯と混ぜて、手のひら全体に広げて少し泡立ててから髪全体につけましょう。

濃いシャンプー剤が一極集中で頭皮につかないようにするための工夫です。

手に取ったシャンプー剤をそのままベチョッと頭にのせると、せっかく予洗いで開いた頭皮の毛穴にシャンプー液が詰まってしまい、すすぎが大変ですし、落としきれず、かゆみなどの原因にもなります。

シャンプーの量の目安はどれくらい?

男性のシャンプーの量
1回に使うシャンプー剤の量は、男性の場合は0.5~1プッシュです。
予洗いをしているから、これで十分です。

髪型

このくらいの毛量で1プッシュが目安です。

ジェルやワックスなど落ちにくい整髪料を使っている方は、0.5プッシュで1回目はクレンジング目的で整髪料をササっと洗い流し、再度0.5プッシュでしっかり頭皮マッサージシャンプーをするとやりやすいです。

シャンプーは量が多すぎると、必要以上に皮脂分を取ってしまったり、すすぎが大変になったり、弊害ばかり。
適量を守りましょう。

3.指の腹で頭皮マッサージをしながら洗う

正しい髪の洗い方
泡立てたシャンプー液を全体につけたら、指の腹で地肌をマッサージするように洗い上げていきます。

特に薄毛の気になる前頭部や頭頂部は指先で頭皮をこすることはしません。
優しい力で頭皮を小刻みに動かすように洗うだけでOK。
これだけでも予洗いで開いた頭皮の毛穴までしっかり泡が届き、余分な皮脂を落とすことが出来ます。

生えてきたばかりの新生毛は非常に抜けやすいので、激しくゴシゴシ・シャカシャカ洗ったり、爪を立てるのはNG。

初めてやると物足りない気がするのですが、予洗いで大半の汚れは落ちていますし、頭皮を動かすだけでも皮脂はちゃんと取り除くことができます。
「シャンプー=汚れを落とすため」ではなく、「シャンプー=優しくマッサージするため」というくらいの認識でOK。

ひろし
シャンプーはマッサージ感覚で!シャカシャカこすりは最小限に!

側頭部から洗い始める

てっぺんから洗い始める人が多いと思いますが、血流のことを考えると、側頭部(要するに心臓に近いほう)から洗い始めるのがベター。

心臓から上がってくる血流をてっぺんまで送り込みたいので、下から順に、側頭部→後頭部→頂上ともみほぐしながら洗っていくほうが効果的に血流を頭頂部まで循環させられ、最も気になる部分の血行促進になるのです。

4.洗い残しがないように十分にすすぐ

シャンプーをすすぐ
せっかく丁寧に洗っても、すすぎが甘くてシャンプーが頭皮に残っていると毛穴詰まりの原因となり、雑菌が繁殖しやすくなります。

毛穴詰まりの原因の多くは洗い残しのシャンプーです。
だからシャンプーの後は、最低でも2,3分かけてすすぎをしっかりとおこないましょう。

ここでも、前頭部や頭頂部は指でこすらずに、もみ洗い感覚ですすいでいきます。
シャンプーが残っている感覚がなくなってからも、もう少しだけ粘って、優しく揉みながらすすぎを続ける意識で。

シャワーを強めに出して水圧でマッサージ&すすぎも効果的です。

短髪の髪型の方だと、2,3分のすすぎは長く感じて、短時間で終わらせてしまいがちですので、とにかく時間をかけてしっかりすすぐことを意識しましょう。

5.コンディショナー、トリートメントは?

シャンプーのあと、コンディショナーやトリートメント(リンス)は使っていますか?

シャンプーで髪から失われた脂分を補ってコーティングしたり、頭皮や髪と同じ弱酸性に戻したりする目的があるので、できれば使用したほうが良いです。
(ただし、アミノ酸系シャンプーを使用している人は、これらの目的は達成しているので、リンスを使用しなくても大丈夫です。)

リンスを使用する時に際に大切なことは、なるべく頭皮につけず、髪だけにつけることです。

頭皮につけてしまうと、せっかくキレイにした毛穴がまた詰まってしまい、すすぎ直しです。

ここでもやはり丁寧にすすぐことが大切です。

(商品によっては洗い流さないトリートメントもありますので、そのあたりはご自分の使用しているトリートメントの説明文をよく確認してください。)

正しいシャンプーの仕方を動画で

美容師さんによるシャンプーの仕方がこちらです。
「こんなやり方で、こんなに時間かけてやるんだ~」というのが良く分かりますので、参考までにご覧になってください。

【シャンプーの仕方】視聴動画

 

【重要】正しい髪の乾かし方

ドライヤーを使う
家に着くまでが遠足なのと同様、髪を乾かすまでが洗髪です。

最後まで気を抜かずに仕上げていきましょう。

6.タオルドライを優しく丁寧に

タオルで頭皮や髪を優しく押さえるようなイメージで水分を取っていきます。

タオルを頭にかぶり、指先でササーッと細かく揉みながら水分を取り、軽くたたくようにしたり、手で頭をギューッと押さえるようにして水分をタオルに吸い込ませます。

長髪の方は、毛先をタオルで揉みこむようにして水分を取っていきます。

ここでもタオルで頭皮をゴシゴシするのは新生毛が抜けてしまう原因になるので、あくまで優しく!

【タオルドライのやり方】視聴動画

7.ドライヤーは根元を乾かすイメージで

手元を頭から15~20cmほど離して、温風が1か所に集中しないよう、振りながら色々な角度から風を当てます。

毛先よりも根元を乾かしたいので、根元に風が届くように、指で地肌を軽くシャカシャカこすりながら、風を吹き込みます。

毛先は多少水分が残っていても大丈夫です。

9割がた乾いた後、最後に冷風を使って仕上げると、髪がまとまり、スタイリングしやすくなりますので、髪が長めの方はおすすめです。

【ドライヤーの当て方】視聴動画

濡れた髪の自然乾燥は絶対良くない!

水分が残っている頭皮は温度が下がり、血行不良になってしまいます。
血液が毛根に循環して栄養を届けているのですから、髪に良いわけありません。

また、自然乾燥だと髪が長時間湿っているので、頭皮を中心に雑菌が繁殖しやすくなります。

室内干しや生乾きの洗濯物が臭うのは、長時間湿っていて雑菌が繁殖しているから。

自然乾燥だと、せっかくキレイになった頭皮や髪に雑菌が繁殖し、フケやかゆみ、嫌な臭いの原因になってしまいます。

超短髪の方以外は、面倒でもお風呂上りにすぐドライヤーという習慣を!

 

育毛剤はドライヤーのあとに!

育毛剤を使う
育毛剤を使用する場合は、洗髪後、ドライヤーで髪を乾かした後につけるのがベストタイミングです。

洗髪で頭皮が清潔な状態になっていますし、適度な水分があるので、育毛剤成分が浸透しやすくなっています。

カラッカラに乾いたスポンジだと水が浸み込みにくいですが、少し濡れていればスッと水が入っていjきますよね。

かといって、水分が多すぎると育毛剤成分が薄まってしまうので、髪を乾かす前の使用はあまりおすすめできません。

ドライヤーで乾燥させすぎに注意しながら、イメージ的には95%くらい乾かしてから育毛剤を塗布するのがベスト。

育毛剤を塗布した後は、できれば自然乾燥。
ドライヤーを使うなら、必ず冷風で髪の毛だけを乾かすイメージで使用して下さい。

頭皮に温風ドライヤーだと、せっかくの育毛成分が蒸発してしまいますので。

 

ハゲないためのシャンプーはアミノ酸系

シャンプー選び
単に皮脂や汚れを落とすだけなら洗浄力の強いシャンプーでも良いのですが、育毛を目的とするなら、頭皮や髪のpHと同じ弱酸性(アミノ酸系)のものがベスト。

洗浄力の強いシャンプーは、サッパリ感があって気持ち良いのですが、必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性もあります。
頭皮や髪を保湿するためにも、実はある程度の皮脂が常に必要なのです。

シャンプーの原材料名のところに「ラウリス~」「ラウレス~」という成分が書いてあったら洗浄力・泡立ちバツグンの「高級アルコール系シャンプー」です。
(高級といっても、値段が高いという意味ではありませんよ。むしろ安いです。洗浄成分が高級アルコール洗浄成分でできている、という意味です。)

高級アルコール系シャンプーを使う場合は、しっかりとすすぐこと、リンスを使用することを心掛けてください。

育毛重視で考えたいのであれば、ちょっと値段は高くなりますが、低刺激のアミノ酸由来の洗浄成分で作られた「アミノ酸系シャンプー」をおすすめします。
泡立ちはそれほどありませんが、頭皮を優しく洗浄し、健康な状態に保ちやすくなりますよ。

↓こちらでおすすめのアミノ酸シャンプーもご紹介しています。

 

正しい髪の洗い方 まとめ

ハゲないための正しい髪の洗い方
頭皮と髪に優しい、正しい髪の洗い方は

  1. ぬるま湯で予洗いをする
  2. シャンプー剤は手のひらに広げてから使う
  3. 指の腹で頭皮マッサージをしながらシャンプー
  4. 洗い残しがないように十分にすすぐ
  5. コンディショナーは毛先につける
  6. 洗い残しがないように十分にすすぐ
  7. 優しくタオルドライで根元の水分を取る
  8. ドライヤーは根元を乾かすイメージで
  9. 最後は冷風で仕上げる

という感じでしたね。

これだけ手順が並ぶとなんか面倒くさい感じがしますが、洗髪自体は当たり前のように毎日しているわけですから、いつもやっていることに少しプラスして、ちょっと気をつければ出来そうです。

正しい洗髪を続けることで、頭皮が清潔になり、フケかゆみなどを予防、頭皮環境を整えることができます。

完璧でなくても、できるところから始めれば良いと思いますので、今日から少しずつ実践してみてはいかがですか?

ひろし
まずは予洗いとマッサージシャンプーだけでもやってみよう!

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